世界の技術を、日本の現場で動かす。

海外メーカーの先進技術を日本の物流現場に合わせて最適化し、
導入前のご相談から稼働後の保守・改善まで、ワンストップでサポートします。

FEATURES

製品特徴



Central Belt System

高回転品を、速く正確に。
実績ある自動ピッキングシステム

セントラルベルトシステム(CBS)は、商品特性と出荷頻度(ABC分布)がはっきりした商品を高速で自動ピッキングする、物流センター向けのトータルソリューションです。医薬品卸や化粧品業界で多く採用されています。

省スペースで生産性・処理能力・ピッキング精度を高め、繁忙期のピークを平準化しながら閑散時間も有効に活用します。受注構成や商品特性によっては、1時間あたり最大25万個の処理が可能です。

35年以上
セントラルベルト技術の実績
1,500以上
世界で稼働するシステム数
25万個/時
最大処理能力
セントラルベルトシステムの高速オートピッカー SDA

このような物流センターに最適です

15,000行超
1日あたりの
受注明細(オーダーライン)数
5〜6
受注明細1行あたりの
ピッキング数量
明確なABC分布よく出る商品と、あまり出ない商品の差がはっきりしている
繁閑の差が大きいピーク時と閑散時の物量差が大きい

対象となるのは、積み重ねが可能な直方体・円筒形の商品です。寸法・重量・払い出し特性に応じて複数のエジェクターを組み合わせられ、マスカラや口紅などは専用チャネル(ウェーブチャネル)で自動化できます。爆発物・可燃物・放射性物質、密閉されていない液体、強い電圧や磁場を持つ商品は対象外です。

セントラルベルトシステムが選ばれる理由

セントラルベルトシステムに、高速オートピッカー(SDA)をはじめとする各種オートピッカー、移載ステーション、お客様に合わせたソフトウェアを組み合わせ、自動受注処理のシステムをワンストップで提供します。

実績

  • セントラルベルト技術で35年以上の経験
  • Aフレーム型オートピッカーを発明したKNAPPならではのノウハウ

柔軟性

  • 高いモジュール性と拡張性
  • スペース、処理能力、投資規模に合わせて設計可能

生産性

  • ピーク負荷を平準化
  • 閑散時間を有効活用
  • 人員や設備などのリソースを最適に活用

システムの構成

モジュール構造のため、用途や要件に合わせて柔軟に構成できます。

セントラルベルトシステムの全体イメージ

オートピッカー制御システム(ACS)

すべてのオートピッカーを制御する標準化された制御ロジックです。上位システムや倉庫制御システム(PLC)と連携し、タッチパネルで操作します。

セントラルベルトコンベヤ

ベルトの両側に各種オートピッカーを配置できます。ACSがオーダーごとに仮想の「オーダーウィンドウ」をベルト上に割り当て、商品はそこへ払い出されて移載ステーションまで運ばれます。

商品チャネル

同一ロットの商品を保管するチャネルです。セントラルベルトの上方に傾斜をつけて配置され、モジュール単位で構成されます。

エジェクター

オートピッカーごとに専用のエジェクターを備え、チャネル内の商品を1個ずつ分けてベルト上に払い出します。

ライトガイドインジケーター(LGI)

高速オートピッカーSDAの稼働状態を表示するLEDインジケーターです。モジュールの状態がひと目でわかります。

移載ステーション

オーダーごとの商品を段ボールやコンテナへ移し替えます。処理能力や建屋条件に応じて、複数のタイプから選べます。

オートピッカー

1つのセントラルベルトシステムに、複数タイプのオートピッカーを組み込めます。取り扱う商品の種類や特性、出荷頻度に合わせて最適な組み合わせを選びます。

高速オートピッカー SDA の商品チャネル

高速オートピッカー SDA

高回転品のピッキングに特化したモジュール型オートピッカーです。オーダーを並行処理することで、リードタイムを短縮します。チャネル幅は商品寸法に合わせて調整でき、高い保管密度と品揃えの変化への柔軟な対応を両立します。モジュール式なので増設も簡単です。

インテリジェントエジェクターが商品をやさしく正確にオーダーウィンドウへ払い出し、ミスをほぼゼロに抑えます。RF技術により補充時のロット追跡も可能です。Vision Central Beltと組み合わせれば、2次元コードでロット・シリアル番号を追跡し、オーダーを全数検品できるため、GDPやDSCSAへの対応も支援します。

チューブオートピッカー TKA

チューブオートピッカー TKA

チューブ形状の商品向けのモジュール型オートピッカーです。SDAと組み合わせてセントラルベルトシステムに組み込めます。1モジュールに60チャネルを備え、オーダーごとに割り当てられたベルト上のスペースへ正確に払い出します。

4本のチューブチャネルを1グループとした旋回式の構造で、同じグループ内では同じ径であれば長さの異なるチューブも扱えます。テスト・サービス・ピッキングの3つのポジションを切り替えられ、補充も簡単かつ安全です。

KNAPP-Store

KNAPP-Store

幅広い商品を省スペースで保管し、効率よくピッキングする自動化システムです。セントラルベルトシステムに組み込めるため、他のオートピッカーを補完する存在として最適で、Eコマースなど新しい分野にも対応します。

投資額と保管ロケーションあたりのコストを抑えながら、これまで手作業に頼っていた中・低回転品、返品、特殊品まで自動化できます。システム内のすべての商品に直接アクセスできるため、受注構成の変化にも柔軟に対応します。

セントラルベルトシステム統合型のほか、手作業ステーション連携型、搬出コンベヤ直結型、省スペースのコンパクト型をご用意しています。商品を自動で1個ずつに分けて供給する入荷ソリューション「Itemizer」も追加できます。

移載ステーション

セントラルベルトシステムと他の設備をつなぐ接点です。ベルト上のオーダーウィンドウの商品を、割り当てられた容器へ移し替え、商品の流れと容器の流れを同期させます。

昇降ベルトコンベヤ方式の移載ステーション

昇降ベルトコンベヤ方式

標準タイプです。セントラルベルトと容器上端の高低差を昇降ベルトコンベヤでつなぎ、商品を容器へ運びます。スキャナーで容器を読み取り、すべての商品が移載されるまで容器を保持します。

ダイレクト移載ステーション

ダイレクト移載

高い処理能力が求められる現場向けです。搬出コンベヤをセントラルベルトより低い位置に設け、高低差を利用して商品を直接容器へ移載します。

インデクサーによる高速移載

インデクサーによる高速移載

高スループットのシステム向けの自動移載ステーションです。高さの異なる容器に対応し、段ボールの切り替え時間を最大60%短縮します。インターロックによる安全なアクセス設計で、メンテナンスも容易です。

用途に合わせたオプション

商品を確実に容器へ落とし込む高さ調整式ファンネル(HET)、落下距離を短くして処理能力を上げるバッファファンネル、容器を揺らして充填率を高めるシェーカークランプ、充填量を確認する過剰数量検知、容器を最適なタイミングで供給する高速コンテナ移載などを組み合わせられます。

ミスゼロ倉庫(Zero Defect Warehouse)

Vision Central Belt のカメラシステム

シックスシグマの考え方に基づき、工程の中で品質をチェックするのがKNAPPの「ミスゼロ倉庫」です。本来は両立が難しい品質・効率・処理能力を同時に高め、EUの医薬品偽造防止規制や米国DSCSAなどの法規制への対応の基盤にもなります。

その中核となるのが画像認識・処理システム「KiSoft Vision」です。Vision Central Beltは、定められた読み取りポイントに設置した高性能カメラで、容器へ移載される医薬品のシリアル番号などのセキュリティ情報を検出します。ロット情報や使用期限の確認も可能で、自動ピッキングエリアで全数検品を実現します。既存のKNAPPシステムへの後付けにも対応します。

さらにVision Item Checkを使えば、特別な検品工程でもセキュリティ情報やロット、日付表示などを自動で読み取り、処理能力を落とさずに高い品質要件を満たせます。

長く、安心して使い続けられる設計

SDA への商品補充作業

わかりやすい操作と人にやさしい設計

ACSのすべての画面は、KNAPPの操作性コンセプト「easyUse」に基づいて設計されています。必要な情報を必要なタイミングで表示し、エラーの原因特定と復旧をスピーディーにします。タッチパネルは多言語に対応していつでも切り替えられ、新しいスタッフの教育時間も短縮できます。

人間工学を取り入れた「KiDesign」により、握りやすい凹みを持つ可動式の補充テーブルや、角を丸めた手触りのよい表面など、作業する人の負担を減らす工夫を施しています。

投資を守るレトロフィット

すべてのコンポーネントは耐久性の高い設計で、ACSは旧来のシステムとも互換性があります。KNAPPのレトロフィットは、設備を最新化するだけでなく物流全体の構想を見直し、現在と将来の要件に合わせて最適化します。製品ライフサイクル全体をKNAPPカスタマーサービスがサポートし、サービスポータル「e-insight」で将来のロードマップも確認できます。

部品の製造・組立からソフトウェア開発まで、すべてオーストリア本社で一貫して行っているため、統一された制御ロジックを継続的に開発・サポートしています。